オステオパシーと心臓
オステオパシーで心臓の問題は良くなりますか?と聞かれることは多々あり、実際に解決されることも少なくない。
多くの方は問題が出ているところを注目するため、手を使って行うオステオパシーがまさか心臓の問題の解決になると思っていない。心臓の病気=薬・手術という回路になっていることがほとんどであろう。
オステオパシー的にはどういうアプローチなのか?まず、「本当に心臓がおかしいのかどうか?」である。
よくあるのが肋間神経痛を心臓の発作だと思い込んでしまっている方。
どんな時に、どこにでますか?その時、どんな姿勢になりますか?
そしてどんなボディーランゲージをするかよーく細かく観察する。
これだけでも鑑別が付く可能性がある。
それから、循環器系全体を見てシンプルに考えるとわかりやすいのだが、血液が循環しているのだから流れが悪いところ、通過に時間がかかっているところがあれば、供給するために圧をあげなければならなかったりする。もちろん心臓にも負担がかかる。構造上何かおかしいところがあればそこを施術する。(よくあるパターンは心臓とは全く関係がなさそうなところが問題個所だったりする。)
結果的には本当に心臓そのものがおかしい場合と、他の場所が心臓に負担をかけていて症状が出ていたり、数値がおかしくなっていたりする場合がある。前者の場合ははきちんと病院で検査をしてもらう。