「ニュー木内」のスタート!
4年前の7月14日・・・午前中に脳のふらつきから入院。
入院中からリハビリをし、退院後もしばらくリハビリに通いました。
後遺症は「脳で言葉が理解できない、音は聞こえるが=ウェルニッケ失語症」と「高次脳機能障害」があり、
今に至ります。
発症時にご予約いただいたいていた方々には大変ご迷惑をおかけし、申し訳ない気持ちが今も拭えません。
また、お見舞いに来ていただいた方々、病院のリハビリスタッフさん、遠方から横浜まできてくれた友人、
私が完治していない状況でも構わないと施術を受けたいといらしてくださった方々・・・・
本当に皆さまありがとうございました。改めて感謝申し上げます。
改めて、現時点での状態を書き記したいと思います。
・手足のマヒや握力の低下、足のつまずき・・・なし
・言語の問題・・・ほぼ、なし
会話:説明やこちらからお伝えしたいことは、問題なくできています。
100%聞き取りができるところまでは回復していませんが、かなりのところまできています。
・施術は全く問題なくできていますし、むしろ発症前よりも良い施術ができるようになったと自負しています。
受けていただく患者さんからも同様の声をいただいています。
以前よりも細かいところまで、深いところまで、診えて施術できるようになっています。
不思議に感じられる方もいらっしゃるかと思いますが、どんどん進化していくのが自分でもわかります。
だから、より多くの方にお越しいただきたいのです。
今後、いろいろな所にご挨拶も兼ねて顔を出すこともあると思いますので、
その時は一言「お帰りぃ」と声をかけていただけると嬉しいです。
血圧も毎日管理して 120~125と安定しており、安心できるかと思います。
入院当初は、何らか大きい障害は残るであろうと聞いていたものの、日常生活と仕事をしていく上では、ほぼ問題なしと言えるほど回復しています。
会話・疎通ができ、笑顔が戻ったことを「回復」とし、皆様にご報告させていただきます。
この脳内出血の後遺症は、期間としては長く感じる方もいれば短く感じる方もいるとは思います。
当人としても、長かった~と感じる反面、ここまで良くなったことを考えたら早い・短いと思ったりもします。
何より、命があること、ほぼ問題なく生活もでき、仕事も以前と変わらずできることに感謝する日々です。
この脳内出血ですが、傷ついたこの細胞はなかなか簡単に戻ってくれませんでした。
ただ、今後また損傷しない限り、悪かった状態に逆戻りすることはない。
リハビリやその後の脳の施術をどのような選択をするかによって、良くなっていくか否かの差が出ます。
私は、それまで患者さんを相手にしていた仕事から一転、
「患者として」デビュー、細かな事から注意したりと「新人患者」として始め、
慣れてきてそろそろ波に乗ってきたな・・・という今に
「患者卒業」=カムバックとなったかなと感じています。
それは今思うと、多くの事を学び、大きな財産を受け取る形になりました。
なぜ、この脳内出血→入院→リハビリ→退院→その他の各種療法→回復が「大きな財産」なのか・・・?
「ああ、この人、頭が本当におかしくなっちゃった」・・・と思う方もいるかもしれませんが
財産=実体験だからです。他の誰もが体験できることではない、私にしかないもの、私だからこその体験です。
多くの医師等医療関係者が、知識・情報としては、「脳出血とその後遺症」を知っています。
では、実体験したという方、また経験したもののほぼ治った方はどのくらいいるだろう?
そう考えたら、かなり少数派なのではないでしょうか。
脳内出血など脳細胞が死んでしまうと、最近の研究だと死んだ脳細胞は違うルートを用いて復活するようなのである。確かに、死んだ細胞は戻らない。
なので血流がうまく流れていない=脳のバランスが悪いなどの問題が残る。
しかし、なにが、私にとって財産なのか・・・大変な目に遭ってご苦労さんだねと思うかもしれないが、
私は、施術院の院長。この体験がいずれ役に立つのである。
実際、施術に復帰してから脳梗塞後遺症の方が来院され、片麻痺が軽減し喜ばれた。
脳内出血、脳梗塞をはじめ、脳に関係した病気・治るのが大変と言われている状態の方が、
当院に来て喜んでいただいている。
少なくとも「経験者]でしかわからないストレスは分かち合うことができる。
結果としてご満足いただけたら本望である。
病院に行けば、医師、看護師、リハビリ関係者、薬剤師など医学系資格を持った人が、この疾患がどれだけ治りづらいものなのかを知っている。
それだけ、脳を損傷することは大変なことも知っている。
そこから復活すること、どんな経験をしてきたかは、多くの方の役に立つのでは?
このブログを書きながら、何度となく絶望を感じ、諦めかけただろうか?
希望の光が見えたかと思うと、またすぐに消えてしまう。。。
楽しい、嬉しい気持ちがあっても表現できない辛さは、言葉では言い表せなかった。
本当に100%治れば、自然と無理なく表現できるはずだ。
そう自分に何度も言い聞かせて、やっとこの日を迎えることの喜びを味わうこととなった。
退院後、私が100%の施術や話が出来ない状態にも関わらず、ご来院いただいた方々には本当に頭が上がりません。
心から御礼申し上げます。
今後も一層精進していきたいと、思いを新たにしております。
多くの方々のお役に立てることが、生きがいであり、この上ない喜びです。
いつもありがとうございます。
感謝の日々を送っております。
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