あざみ野駅と江田駅間の住宅街にある隠れ家的な治療院【オステオパシー・ホリスティックセラピー・カイロプラクティック】の院長木内のブログです。

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基礎に戻って・・・

私の施術家人生はカイロプラクティックに始まり、オステオパシーを追加し、基本的には身体の構造を理解したうえでエネルギーを学んできた。

独立開業前に勤務していたのは上石神井オステオパシーカイロプラクティックセンター、オステオパシーを含む「施術の基礎」でもあり「手に職」の基本を叩き込まれた7年半だった。初めの3~4年は朝9:00~夜11:30まで勤務。

毎晩毎晩「違う!違う!」と厳しい指導を受けた。私は顔に出さないようにやっていたつもりだったが、きついときは心理的に落ちていた。でも、そこまでしても教わりたいという熱意はあった。だから、当時長谷部先生から徹底的に教わったアクティベーターは、今でも施術の軸にして身体を診ることにしている。

Qtopia癒療院でも取り入れている、あのうつ伏せで「パチンパチンする」アクティベーターソット

うつ伏せで色々なポイントに負荷をかけたり、筋力検査で「施術するポイント」を決める。

そのアクティベーターで使用する「レッグチェック」を毎日のように鍛錬する。
足首を持って数ミリの違いから「yes no」を判断する(その施術が必要かそうでないかを身体に「聴く」)。今では、仰向けで両腕の長さを診るar(エーアール)も使うので、より事細かに鑑別できるようになってきた。

修業中、時間があるときは医学書や辞書で調べたり、ビデオで録画した健康番組を見るなどしていた。

それを毎日眠くなりながらも練習する。

手に職をつけるには厳しい道のり。テレビ番組で「もう修行の時代は終わったよ」という言葉があった。しかし、これは私自身が引き寄せたものなんだろう。毎回厳しい人生が待っている。今でもこれで終了!という結論に達しない。手抜きは嫌い。だからそういう厳しい先生に習うことが好きだった。手に職の世界に足を入れた職人の宿命なのだろう。だが、一歩道から外れて違う世界を見てみると、確かにもうそういう時代ではなくなってきている気はするが。。。

しかし、基本をしっかり叩き込んだ人は、「応用が利く」のである。パッと見には、たったそれだけのことをやっている?の修業であったが、厳しい反復練習をただただ体に叩き込む。体が覚えている、体に染み込んでいる。

今の世の中、難しい顔をして耐え抜く必要はないかもしれない。しかし、手に職をつけるという、そのうち弟子入りを志願されるようなら教えられることはある。私は国家試験などは必要ないという教えを受けてきた。私にはその深さが身に染みている。結局、国家試験であろうがなかろうが、全く勉強してなければ落ちるし、勉強すればやった分の知識はついてくる。国家試験でなくても多くの勉強は必要だし、努力しなければ何も成果はあがらない。

その前に働いていた東西医学ビルクリニックの斎藤隆先生に至っては、・・・・国家試験?勉強するならカイロでいいよ。というのは、治療家になるには知識は基本的な事を押えておけばいいよ、ということだと理解している。実際、資格を持っているか?より、学んだことをどう生かして自分なりの施術を切り開いているか?という事が大事だと思う。他の先生でも「国家試験?要らない要らない、重要なのは、ちゃんと「変化」や「違い」が見えてることだよね?」ということを第一に挙げている先生は多い。

お世話になった先生方の中で、斎藤先生は昨年お亡くなりになってしまいましたが、私の魂にはずっと生きている。私の腕にもいつまでも生きているのだ。学んだことはずっとずっと生きているし、その教えを活かして常に精進していきたい。

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オステパシー&ホリスティックセラピー

Qtopia癒療院 院長 木内たかお

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