オステオパシー問診あるある
オステオパシーの施術院でよくあるお話。
オステオパシーは内臓、神経、動脈などを診るわけなのですが、「患者さん目線」で見ることを私は意識している。
今回は、施術院側と患者さん目線の視点の差に気付いてもらえればと思う。
まずは問診にて
①心臓に発作が起きてすごく怖くなり、ビクビクしています。よく発作が起きます。
→まず、心臓とおっしゃる場所はどこですか?触れていただけますか?と伝えると、半分の方は「胃」を触れる可能性があります。発作が起きている場所に心拍を感じなかったり、右胸を触ったり。心臓とは全く違う場所を触る方もいます。
そもそも、本当に頻繁に心臓発作が起きているなら、多分入院していると思われます。
当院に来院される方は、痛みにもよりますが、「肋間神経痛」の可能性が高いです。また、ジェスチャー、体への触れ方、仕草をよく観察すると、どこに何の問題が起きているのか?が私にはわかります。
心臓発作だとしたら、少なくとも姿勢をまっすぐは保てないし、丸くなるかゆっくりリラックスして大きい呼吸などは到底できない。
心臓発作と勘違いされている症状は、可能性のあるものとしたら「不整脈」や「食中毒系のもの」であろう。
②股関節が痛いのですが・・・
→これも痛いところ、痛むしぐさを、しっかり見てあげると鑑別ができる。
少なくとも股関節の問題があるのなら、足を挙上したり外転(横から上げる)などをした時の痛む場所などを見れば解決する。
よくあるのが下腹部の臓器や鼠経靭帯と股関節の大転子の違和感などを一緒にする方がいる。確かに表面的には近い場所にあるので、問診上は「その場所」がおかしいというのはわかるが、運動器なのか、大腸なのか、婦人科の卵巣の問題なのかを「どんな時に何をしている時にどんな症状が出る」のかをこちらが「正確に」聞く必要がある。
osu
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