耳鳴り、難聴とオステオパシー
耳鳴りや難聴とオステオパシーは、今まで症例はいろいろあったが、最近はガイドラインが出たり、今までと違うケースがあったりしたので、再度取り上げてみようと思う。
耳鳴りでは「蝉の鳴き声のような音」、「低いこもる音」が多かったが、昨年は「頭鳴(ずめい)がするんです」という方がいた。耳鳴りではなく、頭の中で音がするという。
音の刺激がない状態で起こる耳鳴りは、基本的には脳の問題と一緒で、
耳鳴りは、第三者からみると音が外から入ってきていないのがわかる。大脳の「楔前部(せつぜんぶ)」といわれる場所が、耳鳴りの音の「ON/OFF」を切り替えている。耳鳴りは、脳が音の不足を感知して出すことが原因だ。
頭鳴に関しては、オステオパシーに加え、ブレインパワーを使用し5回目には音がなくなった。
当院でできることが実は結構ある。
脳の血流の調性、自律神経のスイッチ(この場合は耳鳴りの音)である。
解消法としては滝の音(ホワイトノイズという)をかけて寝ることが挙げられるが、オステオパシーでは「深く入る」ときに音は消えるし、数回受診していただくと消える可能性が高い。
また、全身の中にも耳との関係でいうと、腸との関係、骨盤の腸骨との関係を整えることで変わるのではないかと思う。
「難聴」に関しては脳との関連は強く、脳の側頭葉・ウェルニッケ(耳~後頭葉)の血流の改善がポイント。なので頸椎との関係も見ることが必要だ。
ということは、「骨盤」「オステオパシーの頭蓋骨」「内臓の腸」を整えるだけで、随分と変化が期待できると思う。
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