あざみ野駅と江田駅間の住宅街にある隠れ家的な治療院【オステオパシー・ホリスティックセラピー・カイロプラクティック】の院長木内のブログです。

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腸とチョコレートと便秘

当院の施術を通じて多くの患者さんを診ることにより、

脳・腸との関係をより強く・深く学んでいる。その中で、

「酷い便秘になり、便が詰まり全然出なくなってしまった」という方がいた。

実は私も同じことを体験したことがあった。私の場合は日常では便秘することは一年を通じてほとんどないが、その時は何が原因でそうなったのだろうか・・・?

私の推理では、日常生活からは考えられない→普段の食卓の中には原因はない→いつもにない情報から取り入れたか、入ってしまったものに違いない→私が調べて行った作業ではない。

そこから、妻から勧められたものかもしれないと、思い至った。

その中に「カカオニブ」があった。カカオニブは「ローストしたカカオ豆を砕いたもの」である。

ポリフェノールや食物繊維が豊富とのこと。妻が気を利かせて導入したものだった。

早速、私はやってみたものの、前述のように「詰まってしまった」(食事中の方はごめんなさい。)

トイレに座ることなんと25分。ようやく用を足した。

こんな思いは二度としたくないので、防ぐためにどうしたらいいのか考えた。

カカオニブは食物繊維が豊富=便通もスムーズになるはず→だが、カカオニブが予想以上に噛まないと消化できない。口に入れる量を少量にして、食べるスピードをゆっくりにして、少しずつ口から胃腸に送っていかないと、腸に負担がかかることがわかった。カカオの食物繊維はリグニンという不溶性食物繊維なので、水分もしっかりと摂らないと排便しずらくなる。

私はこのことに気づかず、お腹が空いていたのでパクパク食べてしまったことが良くなかったのだろう。

そして、カカオニブに限らず、カカオ全般に言えることだが、量を食べ過ぎると消化に時間がかかったり、

腸粘膜・腸内細菌・腸免疫のバランスが乱れることにより、カカオとの相性が良くなかったりすれば詰まりやすい。

そのことが体験上理解できた。

普段の施術の際、腸の問題がある方に「よく噛むこと」を伝えているが、カカオを食べる際の注意としても、改めて「噛むことの大切さ」を強く感じた。

女性や若い人に便秘が多いこと、そういう方々はチョコなどの甘いもの好きが多い。その関連性はあると思う。だから、何を食べるにしてもよく噛むことを意識して、実行なさるといいと思う。

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