年末年始の帰省時に
この時期によくあるケースで、普段は諸外国に住まわれていて年末年始に日本に帰省されたときに施術を受けに来られるという方は数人程いらっしゃる。
今回はその中の方がギックリ腰+坐骨神経痛という。
腰痛などを発症すると、多くの方は整形外科や接骨院に行かれると思うが、一時的な緩和が多い。
そして痛みの原因が腰椎、仙骨だと言われるだろう。
腰の施術も、椎間板ヘルニア・脊髄分離症・すべり症などは腰椎疾患では多いが、当院ではどういう順序で組み立てていけば悪化せずに改善できるかはある程度わかっているので、施術を積み重ねていけば、整形外科にかからなくてもよくなるかもしれない。
それはなぜか?当院で徹底して行っているのは、背骨より腸と血流・血管との関係をしっかり診て施術しているからだと思う。
小腸・大腸は非常に長く、ところどころに施術が必要なポイントが存在する。
腸の血流は腹部だけでなく下半身(特に足(下肢))も影響する。
オステオパシーの場合、下半身に問題が起こっている場合にはかなりの確率で「腸」とその血管が関係していることが多い。背骨の状態ももちろん大切だが、腰痛の場合は腸の動きが出てくると痛みの緩和・血流が変わり腰痛自体も改善してくる。
詰まるところ必ずしも「腰痛=整形外科」と決めつけない方が賢明だろう。
また、整形外科で手術をお考えの方でも、決断を焦らないで一つ一つ組み立て直せば回復する可能性があると思う。施術者である私が以前勤めたクリニックに整形外科医が在籍していたことで、たくさんの症例を見せていただいた。
切るのは簡単。だが、手術を後悔している方の話をたくさん聞いていると、手術することを短時間で決めない方が良いかもしれない。
徒手療法で治すのは時間がかかるかもしれないが、自然治癒力を発揮し、自分で回復、健康を取り戻せるのだ。
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