あざみ野駅と江田駅間の住宅街にある隠れ家的な治療院【オステオパシー・ホリスティックセラピー・カイロプラクティック】の院長木内のブログです。

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パソコンではなくて、スマホが影響?

以前のブログでパソコン・スマホと自律神経の関係を挙げたが、どうやらスマホの方が関係が強そうだ。

身体との関係を細かく見てみると、パソコンだけで疲れている方は、目の疲労はあるものの過剰な負荷の結果があるほどではなかった。筋肉(筋膜)と硬膜ぐらいまでの影響で済んでいる。

だが、スマホは、その普及とともに目、後頭骨、後頭葉の疲労が強く、肩、首、蝶形骨(こめかみ周辺)の緊張の強い方が増えている。オステオパシーでは頻繫に頭の施術をするので頭蓋骨や脳の情報が手を通じて入ってくる。硬膜(脳から尾骨までを覆っている膜で、中に脳脊髄液があり往復している)の緊張や脳脊髄液のリズム・速さは自律神経とも関係し身体を把握することが可能だ。

そして、それが頭痛に繋がっている方が増えてきている。疲労レベルなら休めばとれるが、血管が切れる(脳出血)、詰まる(脳梗塞)は避けたい。

日常で、簡単に費用をかけずにできることと言えば「噛むことである。とにかく噛む回数を増やす!!」

そんなことですか?と言いますが、皆さんは実際にちゃんと噛んでますか?噛めていますか?

噛まないとちゃんと唾液が出てこないこと知っていますか? 費用は無料ですよ

咀嚼(そしゃく)の回数は、消化器官もさることながら、頭蓋骨の緊張・自律神経の過緊張にも影響がある。つまり、噛めば噛むほど消化しやすいうえに、過緊張も緩められる。噛まない手はない。

スマホは便利で使い勝手もいいので使用頻度が高まるだろう。しかし、その代わり、目、耳、脳への負担は今まで以上にかかるだろう。この一年振り返ると目、耳、脳を主訴とした施術(遠隔も含む)は以前より増えてきている。無意味にスマホを使用することは身体への負担が多きすぎるので、適度な使用を心掛けたいところだ。

「違和感の感覚力」+施術の観察力

普段の身体の感覚の中から、「ん?おかしい」と気づく時がある「違和感」である。

それを気のせい➡変かな?➡変かも?➡変だ!➡と感覚が変わってくる。

「どのタイミングで認めるか?」が大事だと常々お伝えしてきている。

 

「初めて感じる違和感」は私の経験上とても大事。

初めてということは今までにない違和感なので、軽い感じか重い感じかなどと想像力も大事になってくる。

慢性症状になっている方は非常に見極めが大事かもしれない。

私は施術の時に「よーく視る」ことを臨床経験で積み重ねている。さっきと比べて「ほんの少しだけ変」のところを視ている。多くの方にはわからないようなところを視ている。正直言って「イヤな奴」かもしれない。

だがその「違和感の感覚力?」が「難しい疾患」や「難しいタイプ」の方の施術に非常に役立つ。

違和感も、無い方がいいのは重々承知である。無理やり感じてほしいと言いたいわけではないのだが、通常時と異なることや施術での変化などを細かくお伝えいただけると施術の参考になる。そのことを、細かいところまでしっかり視ていると取っていただければ嬉しく思う。

違和感は痛みがない=問題ない、というのは、結論を出すには少し早と思う。

どこから感じるものなのか?深さ?などを伺いながら、どの場所から感じるのか?などを推測し、その違和感の元を突き止める。

例:腰の骨盤と背骨の近くの筋肉だけど、だるい、重い、「痛いと言えば痛い」がどちらかと言えば重い、など。

 

痛み割りとわかりやすいことが多いので、違和感の方が鑑別が難しい。「痛くないから大丈夫」は非常に稚拙な判断方法だ。

最近ご来院が多いのは乳幼児、年配者である。

乳幼児~小学生までは本人がまだ説明ができない子もいるだろうし、認知がまだ難しい子もいる。その場合は家族が注意深くチェックし「これはちゃんと診てもらわないと」と判断したなら早めの受診を勧める。心配ならご来院いただけたらと思う。

年配者の場合も同様に、診てもらいたい事柄をまとめていただければと思う。当院はおおよその施術時間は1回30分なので、一度にあれもこれもというのは対応できかねる。的を絞っている方が施術に集中できる。

瓢箪(ひょうたん)から駒、晴天の霹靂(へきれき)的なことが・・・

ご来院の「テニス肘」の方の施術で、びっくりするようなことが起こった。

腕尺関節(肘)が痛くて伸びないとのこと。テニスが原因で出た痛みだった。

最近のQtopiaの施術一風変わった施術をするようになってきている。

おかしいよね」や「あり得ないよね」的な施術をし始めているのだ。

ではあるが「結果」は以前よりもしっかり出している

常識的には、基礎医学、整形外科的な見方であれば、その関節の炎症で肘が伸びなくなっている・・・で終わるのだが、

結果的に言えば患部の腕尺関節(肘)に「一切施術せずに」痛みが軽減した。

・・・施術終了後に関節の動きや痛みのチェックをして、かなり楽になっていた。肘も「伸びていた」当の患者さんもびっくりしていた。

へっ?あれ?みたいな感じで。正直言えば、もう医学の領域を超えてしまっている

それもそのはず。関節の痛みを、その関節ではない場所(脳や内臓など)を施術して目的の痛みを軽減しているのだから。

痛みを出している場所とは違う場所を施術しているのに、その痛みが軽減したのだから驚かないわけはない。施術したのは紛れもなく院長の木内で、やり方を誰かに教わったわけでもない。私がその方を見て、施術に必要な場所が視えたのが、その人のそこだったと言えばよいかな?

ちなみに私はブログでも出てくるが、「みること」を4種類に使い分けている。

1.「見る」普通モードで見ること

2.「視る」凝視する、確認しながらみる

3.「診る」医学的な観点から見て判断をするとき。

 

私がしている、このような視方、診方は誰かに聞いて始めたわけではない。

ゴルフ肘、野球肘などで整形外科・スポーツトレーナーにみてもらっている方、接骨院通いをいつまで続ければ治るのかうんざりしている方、もう手遅れですと言われた方などに届けたい。最後の砦だと思って、当院の門を叩いてみて!

もう諦めないと・・・と焦っている方が劇的に変わる可能性を秘めている

だって、テニス肘だったとして、「そこが原因でなかったら」、散々電気治療を当てても変わらないはず。

このような観点からみた時には、なかなか治らない理由はその関節の使い過ぎ(オーバーユース)「ではない」可能性が高い

テニス肘に限らず今後このような症例数を増やしていこうと思う。

「みること」4種類の最後の4は・・・お楽しみでございます。

左曲がりの瞳

私は脳の影響もあり、頭、目がずれてまだ真っすぐにならない。以前はもっと酷かったのだが、それが順々に変わってきている。私は生まれてこの方、自分の瞳(ひとみ)をじっと見ることはなかった。しかし、最近になり、瞳の力が戻ってきていることに気が付いた。瞳は伝達できる場所として非常に大きなウエイトを占めるのではないかと感じる。

脳がおかしくなり、当時の私は「理解不能状態」に陥った。左右の目は斜視になり視点がどこを見ればいいのかわからなくなり施術の力も半減した。

それが回復とともに斜視はほぼ治り、理解度は増してきている。「瞳力」という言葉があればピンとくるかもしれない。見る・話す・聞く・触れる、とはまた別の「大事な伝達器官なのではないか?」と確信する。ラブソングには非常に多く用いられている「瞳」。恋愛などで気持ちを伝える手段として活用している方もだろう。

それが少しでも曲がると気持ちも理解も100%は伝わらない。恋愛に限らず、自分の思いを伝えるには、「その瞳に書いてある」や「そう語っている」、「そう言っている」など比喩表現をする方もいるぐらいだから、瞳はとても重要なのがよくわかる。

瞳に力が宿ってきたことは大変喜ばしいことだ。

常識を超えた先に見えたもの

たまたま・・・と言えばそうなのかもしれない。

でもそれにしては出来すぎた結果があった。

見方を少し変えてみるだけでこうも違うものか?の例。

後遺症がまだ残るうちは、私は「治療家であるが患者でもある」。

私の身体は「私にとって絶好の患者」であるという見方ができる。

その、患者である期間はいくらでも練習し放題なのだ

しかも脳内出血がまだ完治していない患者さんなんて、施術家として研鑽を積んでもなかなか診られるものではない、というのが、最近の率直な自分自身と対話だ。

そうなんです。手技治療院(整体、カイロプラクティック、オステオパシーなど)は、脳出血、脳梗塞などの患者さんで私くらい重症な方で、それを主訴として治して欲しいという方は少ない。

しかも、私は治療家兼患者。稀有な存在だ。

そして自分の身体を自分で施術しているうちに、本当にいろんな変化がある。

例えばつい最近は、自分の右の首から側頭部が痛かった。さあ皆さんは、私が施術した場所はどこだったと思いますか?

正解は・・・左の股関節でした!! あり得ないし理解不能でしょう?

カイロプラクティックやオステオパシーのセミナーでも教えてくれないし、教本にも載っていない。理屈が通っていない。

一般常識を超えた考えは、一途に練習を繰り返すと、ある時に光が差すのかもしれない。

私はいつまで経ってもプロとは言わない自分の力だと認めたくない。だからひたすら「身体に聴き」触れるのだ。

だってこれを全部教えてくれているのは「私の身体」なの。ということは、謙虚に聴いてヒントを教えていただき答えを導く。

これは、施術家に限ったことではない。共通するのは「謙虚」になり教えていただく 

これは、子どもでも大人でも一緒だと思う。たとえ業界、職種は違っていたとしても。

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