この四月・・・・
ただただならぬエネルギーの予感があるのは
私だけだろうか?
冷えは自分で作っている?
寒い日に風が吹くときにとる仕草がある。これ、小さい子でもそれをイメージしてやって?というとほぼ全員できる。
それは、
「肩を窄める」である。
その窄める(すぼめる)仕草が癖になってしまっている方に、寒さを感じたときに
「肩の力をだらーんと抜いてみて!」と言うと・・・
なんと!!力を入れていても抜いていても「寒さはいっしょ」なんです!!嘘だと思う方はやってみてください!!
実は人間の自律神経反射があり急激な温度差のときには力が入る。特に寒い時。
寒がりの方はその力が抜けにくいのだろう。
実際の温度差が起こる前段階で、予兆して脳に「寒い風が吹くよ~」と自身の身体に警告するのだろう。
おそらくその習慣から反射的に力をいれてしまい首や肩がカチカチになってしまっている。
ではご自身で自己調整するにはどうすればいいか?
それは呼吸をうまく使うことだ。
以前にも呼吸について書いたが、日本人は昔から呼吸がうまく出来ていない方が多く、浅い。
例えばフウ~ッと吐いた延長で「その息の力(音)を小さくし、そのままぅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~と最初は30秒吐いてみてください。」くれぐれも無理はしないでくださいね!
吐き切ると後は勝手に空気は入ってくる。
段々に身体に力が入っていた場所がわかり、どんどん力が抜けてきます。
少なくとも深呼吸というのは、ス―ッと空気を満タン吸い込むことではないことがわかる。
大事なのは、吸うことよりも吐くこと。
それから自律神経と呼吸で言えば、横隔膜が大事。寒くて背中、肩甲骨で丸くなっていませんか?肩の位置を真横より後ろに位置するようにすると、胸は開き横隔膜の動きが大きくなります。胸が開くために必要なことは仙骨を立てて座り腰を伸ばすことになります。
ありがたいことに
昨年から東北地方、中部地方、近畿地方にお住まいの方が、横浜の当院まで施術を受けにお越しくださっている。
そのタイミングで、私の脳の回復と同時に脳の進化が行われている。かつては会話がままならない状況で、ご来院の患者さんに残念な思いをさせてしまったこともあった.。
だが、今では、マイナスから普通を通り越してプラスになってきたのだ。(体調不良の状態をマイナス、体調の心配がなく元気な状態がプラスとして考えている)
以前の私の通常レベルでは感じられないことを感じられるようになってきているから、プラスだと断言できる。
自分自身を振り返ると、この回復には「無理をせず、寝る時にはちゃんと寝る」が一番大きい要素だろうと思う。
脳に負担をかけないようにするには、スマホを必要のない時には触らない(電磁波対策)ことに努めている。
この頃は患者さんの求める質やレベルが上がってきている。私の施術も必然的に上げていただいている。要求に応えられるよう精進したいと思う。
発声と反回神経
声のトラブルも重要だ。声がうまく出なくて仕事に支障をきたす職業は多い。
歌手、俳優、学校の先生、インストラクター・・・発声の必要度が高い職業は数えきれない。
今回は「発声のトラブルを遠隔で」という依頼であった。
ご依頼の方の以前のお仕事は「添乗員」とのこと。添乗員について私なりに知っていること書き出すと・・・時間と行程などを頭に入れながら、ガイド、歌などを同時進行する。旅のガイドは場合によっては何分も話し続けることもあるだろうし、時には大声で先導することもあるかもしれない。一見当たり前でそれがその仕事!と言えばそれまでなのだが、お客さまとのストレスもあるだろう。また、時間通りにいかないトラブルを想定しなければならないことは日常茶飯事なのかもしれない。
さて、
発声のメカニズムとしては反回神経が担っている。
その神経は、首、頸椎に沿っている部分もあるので、腰椎、骨盤とのバランスから治していく必要がある。
なぜなら人体の脊椎には、必要がありS字のカーブになっており、腰と首がそれぞれに呼応した背骨に影響が出るようになっているからだ。
腰椎、骨盤を整えていき、首や頸椎が良い状態になれば、反回神経にも影響し、発声のトラブルから解放されるだろう。
骨折・捻挫後から完治までの施術の大事さ!!
小さいお子様や小学生を持つ親御さんによく聞いていただきたいことがある。
ケガで整形外科・接骨院に通院していて「治った」というのは、骨折や捻挫の炎症が治まり、松葉杖やギブス、テーピングの必要がなくなり痛みもなくなった段階だと思う。
当院ではその時点は、実は「急性期の方向付けが終わっただけ」というのがほとんどである。正確に評価すると「急性期は脱し、痛み・違和感がなくなり、日常の負荷、走る程度は可能になった」である。
実は「ここから本番に入るよ!」という大事な時期なの。小さい頃のこのケガは、親御さんにしてみればまだ体重は増えていないから、さほど負荷はないだろうと思っているだろう。
だが、年齢と負荷で見た時には、日常生活を送るだけなのか、スポーツをしているかによってどこまで施術が必要なのか判断する。スポーツは種目・競技・ポジションなどにより負荷が異なるので、それぞれに適切な負荷テストをおこなう。患部は全身とバランスが取れているか?当院ではそこまでしっかりと診ている。
初診でこちらにいらした方には、最初に身体のどこがどのくらいおかしいのかを診るために脚長差を用いて全身を診る。ケガの後の方は、患部と反対側の骨盤でバランスをとっているか、ぐちゃぐちゃになった状態が多い。長さにして3cmから8cmくらいの脚長差になる方が多い。これを放置すると今度は違う箇所にも痛みが出る可能性もある。このくらいのずれは股関節まで影響してしまう。
当院では初診の時に過去のケガの有無を必ず診る。ケガの箇所が今痛いか?を知りたいわけではない。以前ケガをしたことがあれば、靭帯はそのまま残っている(伸びたり関節がもとに戻らずに放置してある)ことがほとんどだ。
多くの日本の医療機関(整形外科、接骨院)では靭帯に適切な負荷テストをしていていない場合が多い。レントゲン・MRIに頼りすぎているためだ。例えば「小さい頃に足首を捻挫して痛みは引いたからそのままでした」という話がほとんどではないだろうか。当院の初診時に一番多いことである。
そのままにすることで次に起こることが骨盤がずれることだ。
骨盤がずれることは早ければ小学生でも起こる現象である。
昔にした捻挫は数年経っていても当院では改善することが多い。スポーツをするにせよ、部活で運動部に入り打ち込むにせよ、プロ選手を目指すにしても身体の「基礎を整える」ことは大事になるだろう。
ちなみに以前在籍した漢方クリニックに整形外科医が二名在籍、柔道整復師も三名いたことから、彼らが
どのような処置をするかは理解している。その経験があるからこそ、さらにその先に必要なこと、気をつけなければならないことを把握し、施術に活かしている。