震えの施術
朝一でメールが来た。
早朝から家族に「震え」が出ているとのこと。
寒いわけではないようで、震えの理由がよくわからないとのこと。
遠隔地にお住まいで遠隔施術希望なので、震えに関することを詳しく聞き、感じてみた。
依頼者のご家族からの過度のストレスがあるようだ。
眠れていないわけではないようだが、疲れがピークになり自律神経の問題もありそうだ。
何がおかしくて震えに繋がっているのか?知る必要がありそうだ。
いつもの施術と特に変わったことはしなかったが、感覚的にとても緊張が強かった。そして脳脊髄液の往復するテンポが速かった。じっくり、ゆっくり施術をし、終了時には私の感覚ではさっきの緊張がうそのような弛緩があった。
そして「震え」は止まっていた。
日本人における集団と分散
私が思う昨今の日本人の特徴として、多く売れているもの=多くの方から支持されているという図式になってしまっているがそれは本当にそうだろうか?
もともと日本人は団体行動が好きで、一人で行動するのを好まない気がする。
近頃は血液型で分けてみることはあまり言わなくなっているが、一番多いのがA型で次いでO型と「多数のことが=常識」になっている人が多い。集団をみた時にかなりの差でB型とAB型になるが、だからと言って少数=非常識ではないはずだ。
血液型の少数をいまだに変わり者扱いする方もいる。
その「変な組み分けをする」ことは、「個性」をみる能力を下げてしまうのではないか。もったいないなと思う。
私が「優柔不断」なタイプの患者さんに使うのは「アイメッセージ」である。
誰がなんと言おうと「私」は「こう思うのです」という発言。
アイメッセージは誰かに批判されることはないし傷つけることもない。自分の考えに責任を持てるようにもなるのだ。
「あの方は個性的で他にないような独得な見方ができて素晴らしい!」と捉えられると魅力が際立つ。集団好きな方にとっては個性を出すのが苦手で、場合によっては避けてしまう方もいるかもしれない。
この時代、「生き残り」を口に出す方も増えているし、そう感じている人が増えていることは確かである。ビジネス的にもそうかもしれないが、力を合わせて作ること(協調性)が必要になってくる。生き残るためには協力し合えるコミュニティが求められるのではないだろうか。
また、最近の風潮として分散傾向があると思う。ソーシャルディスタンスをはじめ、集団になる機会を減らされているように感じている。個性を重要視している人には今の風潮は追い風なのでは?と思うが、真相は正直わからない。だが、「本人の個性を尊重した生き方」が非常に価値が高いものになっていくのではないだろうか?
不定愁訴はオステオパシーで!
不定愁訴・・・実は不定愁訴で悩む方は非常に多い。
イライラする、不安、吐き気など、はっきりしない身体の不調である。日によって症状が違うこともある。自律神経のバランスの乱れもあればホルモンの場合もあり、生理と関係していることも多いので、特に女性に多いかもしれない。
不定愁訴を大まかに言うと「普段ならなんということなく出来ることなのに、よくわからない不調のため、気分や体調の波があってできない」やなんとも説明するのが難しい、もどかしいなどから➡イライラしてしまう。本人もどうしていいのかわからない方もいる。
当院の場合、その波が大きい方には、身体に何から整えていけば良いのかを聴き、さらには優先順位も聴く。
先日いらした小学生は、親御さんも困っているくらいどうしてよいか・・・という様子だった。
初診時の術者である私の感想は、「なるべくしてこうなっている」だった。
骨盤はズレていて、脚の長さが左右で3cmも違っていた。
主訴は足の冷え、スポーツは好きだがケガが多い、疲れやすく回復に時間がかかる、腸の状態が良くないとのことだった。
小学生で疲れやすいと言えば・・・そう!「副腎」!!
小学生で副腎?と医療関係者なら疑うかもしれないが、実際に彼に施術した場所が副腎で、それにより元気になった。
来院する方の施術場所として多いのが骨盤、脳、腸、副腎である。彼の場合はこのベスト4が全て当てはまったため、一回の施術でかなり楽になったのだろう。親御さんから喜びの声をいただいた。
小学生の彼はおそらく今までで一番スッキリしたのだろう。それもそのはず、薬では変わらないし施術がうまくできる施術者も少ないからだ。
副腎の施術は医学書の並んだ本屋に行ってもオステオパシーの本には書いてないのがほとんどだ。
副腎の施術は何が難しいか?というとそれは、内臓のセミナーに出ても「副腎は飛ばして・・・」というぐらい、教える側も難題だからだ。
消化器系の胃腸の後ろにある腎臓の上にちょこっと乗るようについているのが副腎。腎臓自体も教科書通りに同じ場所にあるわけではない。人によっては「遊走腎」という現象もあるし、腎下垂もあるからだ。
副腎は触れて施術するのが非常に難しい。それゆえヨーロッパのオステオパシーのドクターもセミナーで教える場所としては適していないと判断したのかもしれない。
だが私は違う!とにかく沢山の方の副腎を施術させていただいた。
副腎の場所は奥まった場所にあるが、手の感覚で「この方のここが副腎だ」というのがわかれば、場所が定まっていないとしても複数名に行ううちに感触がつかめてきたのだ。感覚がものをいうのだ。
それ以来、副腎の施術で苦労することはなくなった。結果もしっかりと伴ってきたのだ。
来院の度に毎回「だるいんだよね・・・」という方がいたのだが、何回か副腎の施術を試みるうちに「だるい」を言わなくなったのだ!!
テレワークの時代になってきて、身体を動かさない人も増え、イライラしている方も増えている。疲労の溜まる場所の一番多い場所が「副腎」だ。
わかりやすい「主訴」は
「だるい、重い、疲れる、イライラする」でだいたい心当たりがある方は改善する。
不定愁訴の場合、身体への施術を組み立てながら一つ一つクリアすれば問題なく元気になるだろう。
年末年始も遠隔施術を承ります
2021年のQtopia癒療院の営業日は12月28日までになっておりますが、
年末年始は毎年体調不良の方が多いので、メールで連絡をいただけると遠隔で施術を受けていただけます。
宛先は→ pakupaku-qt@i.softbank.jp
風邪、ぎっくり腰、喘息、寝違え、電磁波、冷え、
脳、腸、鼻水、咳、発熱、頭痛、喘息 など。
上記以外の症状でもご連絡いただければ対応させていただきますので
お気軽にどうぞ。
みなさまのお役に立てますよう、日々研鑽しております。
冷えの解消は脳!
年の瀬いかがお過ごしでしょうか?
段々と寒い日も増えてきて冷えを意識する方も多いのでは?
ひょっとすると日本人の三分の一近くの方は冷え性なのかもしれない。
そして対症療法としては様々なボディーワーク、衣類、食品などは多いと思うが、ほとんどの方が取り組んでいる「冷え」の対策は、抹消に関する場所について「ああする、こうする」のところだ。
今回のブログの内容は「脳」を施術してどこまで冷え性の改善がみられるかである。脳の冷えに関する場所と言えば「視床下部、下垂体」であるが、今回は視床下部にスポットをあててみよう。視床下部は脳の「視床」の下のスペースのことを指し、ホルモンには非常に大切な場所となる。
私自身、毎朝日課にしているのが散歩である。冬の朝(5時~6時)の散歩は、以前は寒くて手が悴む(かじかむ)ことが多かったのだが、昨年からそれがなくなっていた。それは、歩くときに自身の「脳」を意識することで身体が寒くない状態をキープしているからだ。
最近はまだそこまで寒い日がないからなのか、帰宅時には歩くだけなのに汗をかいている。
視床下部は成長ホルモンをはじめ6種のホルモンを調整している。この脳の場所を歩きながら的確に意識することで、私自身の身体には「体温確保」ができている。その場所が非常にわかりづらいので、医療従事者でさえも「的確に」が難しいだろう
私の施術室には頭の「半切り」の模型がある。脳~顔面までがおおよそわかる。難しいことは抜きにして、心は和らぎ、かつ為になり、役に立つ方法で学んでいこう!
その名も「半面教師大先生」でございます。
反面教師ならぬ「半面教師」。
顔半分で脳の大半を理解するのに、この「先生」のご教授によって、私は脳の研究を進めている。実はすごくお世話になっているのであります。
昨年の遠隔ヒーリングで、先生を使いながら「脳」の細部の施術を、的確に再現しながら行うことで思った以上の変化を体感された方が多い。また、遠隔となると、実際身体に触れていないことをいいことにいくらでも手抜きはできる。これがマンネリしてしまうことは避けたい。なので、適度な緊張、と施術で「今日も結果をちゃんと出すぞ!!」先生が見てるぞ!!という意識で行うことで、より結果につなげることができるだろう。