あざみ野駅と江田駅間の住宅街にある隠れ家的な治療院【オステオパシー・ホリスティックセラピー・カイロプラクティック】の院長木内のブログです。

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模型を施術に使うと・・・?

当院にはいろんな人体模型がある。施術しようと思う場所のその箇所の模型を使うことで、よりリアルに解剖学の知識が思い出されるし確認もできる。

解剖学は浅い内容から濃い内容の情報を得ることができるが、本では視角で見えることと動きはみれるが、解剖学的な臨床で大事なことは「箇所の深さ」や起始停止、内臓の位置、どこを目印にどの角度で何センチぐらいにあるのか?などを頭に入れて施術することで、より正確な場所にアプローチし、どこの場所にどうくっつくのか?どことは離れているのか?などが臨床で経験を積んでいく必要がある。

自身の知識は嫌というほど頭に入れているつもりでも、手の感触、名称とその場所などが脳でパパッと出てきているようにならないと施術者をしては未熟と感じる。

医師など国家資格を持っていても脳が忘れずに記憶し、そのたび精巧な模型を使い確認する方が忘れにくくなるので、模型を使うのは名案だと思う。ストレスにもならずに楽しく知識と能力を上げることができる。

私は脳を損傷し、会話ができないことでセミナーに出られない、聞けない、目(ハッキリ見えていないこともある)、確認できない理解できない、本を読めないことから「手を動かして脳に理解させるため」に私がとった行動がこの方法だった。

手を使い名称を調べ働きを確認し・・・だからと言って医学ばかり頭に入れてもストレスにもなる。

このブログは一般の方向けではない内容だが、医療従事者や脳の問題を抱えている方には役にたつかもしれないかな?と思う。模型を使いこなし、施術の技術向上に日々努力している。

帰省時期に感じたこと

年末年始で帰省されているのは日本にお住まいの人だけではない。

生活拠点は海外だが、日本に住んでいる親のために帰省されている方もいる。

オステオパシーは日本より欧米の方が認知度ははるかに高いというだけでなく、資格や医学としての広まり、貢献度も高い。カイロプラクティックも日本と諸外国の広まり方の格差は実際ある。

では施術自体の格差はどうか?私自身の今までの聞き取りや外国人講師の話などから「日本人は手先が非常に器用」という印象があるようだ。そして「細かい作業が得意」かもしれない。その意味では日本人はオステオパシーの施術者としての資質を持っている人は多いのではないだろうか。そして、資格はともかく日本人は「整体」の方がなじみやすいのかもしれないのでオステオパシーが浸透しにくいのだろうか。

年末年始に来院された方は腰痛歴10年以上のアメリカ在住の方で、実際向こうでもカイロの施術を受けたことがあるという。

春にまた来日して当院に来てくれるというので、その時に身体の変化やアメリカの本場のカイロプラクターがどう評価してくれたのか?を聞けるのかもしれない。

普段から毎日ご家族に会えてる人は変化はわかりづらいかもしれないが、帰省されたときに数か月ぶりに会う方だと「随分変わった」などの施術の土産話になることもあるかもしれない。

今回の施術でカイロプラクティック以外の要素で言えば、オステオパシー特有の大腸への施術、副腎への施術だが、副腎は手で触れる場所ではないし肉眼での確認も難しい。その副腎を問題なく仕上げれば長期に悩んでいた腰痛もスッキリするのではないかと思う。

ふくらはぎを痛め立てなくなった。~遠隔でテーピング指導!~

遠隔施術で介護施設にお勤めの方からのご依頼。介護利用者さんから強烈に蹴られ、ふくらはぎを痛め立つことが難しくなっているとのこと。

傷めた場所とその元になっているのが大腿二頭筋だったので直接の施術ができるのならいいのだが、遠方のためどうしようか思案。

「う~ん・・・支えが欲しい。何を使おっかなぁ・・・よし!」と

久しぶりに「テーピング」を使おうと思った。

問題は患者さんがテーピングを正確に着けられるか?だった。

テーピングは数日経つとはがれるので、患者さんにテーピングの張り方を覚えてもらい、ご自身で正確に着けられるようになってもらいたい。

メールのやり取り、写真、動画と説明文で「テーピングを全くやったことのない方」でもできるように

わかりやすく短い動画を作り、先方に必要な長さのテープを用意していただき、立って歩けるようになるようになるかどうか?

 

テーピングがうまくいかないと「介護の仕事ができないかも」のプレッシャーがあった。う~ん・・・!!悩ましい。

動画を撮る角度を考えて送ればできるのでは・・・・? との閃き(ひらめき)でやってみた。

貼った様子も写真を送っていただき、確認もできた。

数日後、普通に歩けるようになり、仕事も復帰できた!(痛みが全くないわけではないが、仕事ができるほどにはなった)

このような依頼が増えると術者として考えておかなくてはならない点は、介護職では「突然」「不意」なことが利用者さんから受ける力があり、ある程度の許容力、忍耐力、体力ではないか?それと判断力なのかな?と思った。

今後も年配者さんが増える時代で、介護も増えるだろう。

自分がいくら気をつけていても、周りから影響を受けてケガをすることもあり得るので、何が起きても大丈夫なような備えが求められるだろう。

震えの施術

朝一でメールが来た。

早朝から家族に「震え」が出ているとのこと。

寒いわけではないようで、震えの理由がよくわからないとのこと。

遠隔地にお住まいで遠隔施術希望なので、震えに関することを詳しく聞き、感じてみた。

依頼者のご家族からの過度のストレスがあるようだ。

眠れていないわけではないようだが、疲れがピークになり自律神経の問題もありそうだ。

何がおかしくて震えに繋がっているのか?知る必要がありそうだ。

いつもの施術と特に変わったことはしなかったが、感覚的にとても緊張が強かった。そして脳脊髄液の往復するテンポが速かった。じっくり、ゆっくり施術をし、終了時には私の感覚ではさっきの緊張がうそのような弛緩があった。

そして「震え」は止まっていた。

日本人における集団と分散

私が思う昨今の日本人の特徴として、多く売れているもの=多くの方から支持されているという図式になってしまっているがそれは本当にそうだろうか?

もともと日本人は団体行動が好きで、一人で行動するのを好まない気がする。

近頃は血液型で分けてみることはあまり言わなくなっているが、一番多いのがA型で次いでO型と「多数のことが=常識」になっている人が多い。集団をみた時にかなりの差でB型とAB型になるが、だからと言って少数=非常識ではないはずだ。

血液型の少数をいまだに変わり者扱いする方もいる。

その「変な組み分けをする」ことは、「個性」をみる能力を下げてしまうのではないか。もったいないなと思う。

私が「優柔不断」なタイプの患者さんに使うのは「アイメッセージ」である。

誰がなんと言おうと「私」「こう思うのです」という発言。

アイメッセージ誰かに批判されることはない傷つけることもない自分の考えに責任を持てるようにもなるのだ。

あの方は個性的で他にないような独得な見方ができて素晴らしい!」と捉えられると魅力が際立つ。集団好きな方にとっては個性を出すのが苦手で、場合によっては避けてしまう方もいるかもしれない。

この時代、「生き残り」を口に出す方も増えているし、そう感じている人が増えていることは確かである。ビジネス的にもそうかもしれないが、力を合わせて作ること(協調性)が必要になってくる。生き残るためには協力し合えるコミュニティが求められるのではないだろうか。

また、最近の風潮として分散傾向があると思う。ソーシャルディスタンスをはじめ、集団になる機会を減らされているように感じている。個性を重要視している人には今の風潮は追い風なのでは?と思うが、真相は正直わからない。だが、「本人の個性を尊重した生き方」が非常に価値が高いものになっていくのではないだろうか?

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院長紹介

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オステパシー&ホリスティックセラピー

Qtopia癒療院 院長 木内たかお

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