歯の矯正トラブルと当院の歯の考え方
このブログを愛読されている方なら「そういえばQtopiaさんは歯に関する内容がないわね・・・歯の施術はないのかしら・・・・?」とお思いだと思う。
実はそんなことはなくて、実際に歯の痛み、歯並び、歯の軸の施術などもしている。
生え変わり時期(主に小学生)には、当院は「全身のバランスと歯との関係」を診るようにしている。
最近、健康番組で「歯の矯正トラブルが数多く見られる」と言っていた。
矯正のトラブルというのは、最初に思い描いた矯正の変化と違ったり、当初よりも悪化したりする方もいるとのこと。
いつまでかかるかわからないことなどを述べていた。
歯医者さんは歯の専門家だが、歯だけでなく、歯との関係や口腔内との兼ね合いで身体を幅広く診ている先生もいると思う。実際歯医者さんも施術に来られるし、勉強会などでも交流することもある。
矯正トラブルを回避するには、骨格のバランスは重要だ。
当院の考え方では、歯と全身とのバランスで大事な場所・ポイントは「顎関節と骨盤との関係」だと思う。
左右にある顎関節と骨格上似ているような?場所がある。それは、「骨盤の仙腸関節」である。
ご来院の方(特に初回)で、その仙腸関節がずれている方は8割~9割に上る。
それは自覚症状(腰痛などの痛みなど)に関わらずである。
そして、仙腸関節のずれを治した後に咬み合わせの違和感が変化した方も結構多い。それくらい骨盤の仙腸関節は、顎関節への影響がある。
それが骨盤と顎関節の共通点ではないかと思う。
仙腸関節は、特に骨盤より上の身体の負荷を支える。骨盤の上に背骨や内臓が収まり、そして脳につながる。
顎関節は、奥歯の負荷がかかりやすいところであり、その奥歯の役割と似ている身体の部位は腰椎、仙骨だろう。
地球で生活している限り「重力」はかかる。
Qtopia癒療院の場合は、骨盤の仙腸関節の施術は大体の方は一回で変化することが多い。(一回で顎関節まで片付いてしまう方も中にはいる。)
少なくとも仙腸関節が整うと、歯の矯正にも変化が出たり矯正の回数が減ったりする可能性もあるかもしれない。
また、内臓と歯と背骨との関係性は、「このやり方をすれば間違いなく良くなる」という単一のやり方は徒手療法にはないのではないか?と思う。それぞれの関係性を見て調整していくことが遠回りのようで近道なのかもしれない。
遠隔でテニス肘に使った「ホムンクルス」
今回は題名にある「ホムンクルス」の感覚を遠隔施術で用いてみた。
依頼の方は遠隔地の方で「テニス肘」がなかなか良くならなくて・・・という症状だった。
テニス肘は肘の外側にある「短橈骨手根伸筋」に起こる炎症だが、テニスをするしないに関わらず、使用頻度が高くなると炎症を起こすおとがある。多くの方が整形外科・接骨院などに通い手当されていると思う。以前勤めていたクリニックにもその有資格者が在籍したことから、どのようなことでテニス肘が治りにくいのかは周知している。
依頼者は遠隔でも再三施術をしている方だが、肘の使用頻度を減らしてもらっても大きな変化がみられなかった。
何か違ったアプローチは・・・・?と考えていたところだった。
そういえば・・・「こういう時にこそ使うとっておきのアプローチ」があった。!!
解剖生理学の教科書、書籍などの医学書の「片隅」に大きな手や大きな唇の一風変わった人形の写真があったけど、それが何を意味しているのかが、正直わからなかった。
ホムンクルスとは Wikipedia参照
ホムンクルス ( ラテン語: Homunculus: 小人の意 [1] )とは、体性感覚おいて脳機能局在論による脳皮質の該当区分のこと。
体の各部位からの入力が、感覚皮質のどの部分に投射 (projection) されているかを示したもの。描かれている顔や体の絵は、各部位からの入力が、どれぐらいの領域に投射されているのか、その面積比を表している。これは人間の体の形とは大きく異なり、唇や顔、手などから入力を受ける面積は大きく、背中や尻などから入力を受ける面積は小さい。こうした面積の大小がそれぞれの感覚の繊細さに対応している。
それを肘と脳に使ったところテニス肘の痛みは軽減した。ちなみに肘自体には特に特別な施術はしていない。
おそらく接骨院・整形外科にテニス肘で通われている方、プレイヤーや部活動などで行っている方が沢山いると思う。そしてなかなか治らなくて困っている方がいると思う。お力になれればと思う。
えっ?間違ってない?反対側の施術ですが・・・?
そんなバカな・・・手技療法の仕事で職歴がまだ浅い方にありがちなのが、「ミス」で「反対側」を施術してしまった・・・申し訳ありません。という話。
施術所が繁盛して忙しかったり、近ごろの風潮か、依頼者・クライアントが時間がなかったり、寝不足などで脳が休めていないときなどにミスは起こることが多い。例えば右肩が凝っていて施術する予定なのを間違えて左肩をやってしまったり・・・そんなときには、院長がすごい厳しい方だと怒鳴られるかもしれない。
だがしかし、それが実はミスではない、なんてことがあったりする。
私の長い職歴の数ある経験の中で、このような不思議な経験がある。
反対側を施術すると、症状が出ている側が楽になった例が数例ある。
え?と思われるのも無理ない。人間が行っている限りミスはあるとは言え、料金をいただいている訳だから常識的に「厳禁・あり得ない」話。
でも、その中で正直に言うと、ミスなのにたまたま「よくなっちゃった」例が数例あった。信じられないとは思うが。
どうしてそんなことが起こるのか・・・例えば指の施術。仮に右手の薬指を突き指をしたとしよう。整形外科的にはその突き指したところ(薬指)が患部なのが常識だ。だが不思議なのが中指を施術したら突き指が軽くなった、ということがあり得るのだ。
また、左手の薬指の施術をやったら、右手の患部(薬指)がよくなっちゃった例もある。
神経の出どころの身体的な誤作動もあれば、脳(中枢と末梢神経)との間の誤作動かもしれない。誤作動ではなく、それが必要なこと、なのかもしれないが真相はわからない。身体が教えてくれることなのだろう。
「だから」基本的にミスは意図して起こさないことを前提で、
「ひょっとしたらそんなこともあるかもしれない」と頭の片隅にいれておくと良いかもしれない。
施術者する方が自分が得意とする「筋力検査」ができる方であれば、身体に確認してみるといいかもしれない。
子宮筋腫が小さくなった例
一年以上前の話だが、子宮筋腫が巨大化した方が当院の施術で小さくなった例があった。
その方が最初に当院にお越しの時に「既に大きくなっていますが小さくなりますか?」と言って通い始めた。
数回施術していくうちに段々に顔色が変わり、出る言葉が変わっていった。
その数回の施術により、その方自身も大きさが一番小さくなっていた自覚があったが、仕事が忙しくなりご来院が途絶えてしまった。もしかしたらそれは口実で、気持ちが続かなかったとか、周囲から切った方がいいと言われたかもしれない。
「たら」「れば」を言いたくはないが、その調子で小さくなって行き、さらに通い続けていたら・・・と思ってしまう。こちらの力不足だけに悔しい経験であり、施術の行程を確認しても順調に良くなってきていただけに、私にとっては残念な一例だった。
私が以前漢方クリニックで施術を経験させていただいた中にも子宮を全摘されてしまっている方が数多くいた。おそらく「もう出産することもない」「更年期症状も落ち着いた」からと言う判断だろう。だが摘出した後に出てくる症状として多いのは、「脳関連症状」ではなかろうか?
頭痛、めまい、立ち眩み、高血圧など、子宮に直接は関係なさそうな症状まで出る可能性があるのだ。そのことを手術前に知っていても、手術を選択するだろうか。
当院では、今後は「脳とホルモンとの関係」を見直し、症例を積み重ねて結果に繋げていきたいと思っている。
2024 初日の施術にて
本年もよろしくお願いします。
休み明け早々、年末年始のご旅行中に膝を痛めてしまった方がご来院。
秋くらいから症状はありながらも、だましだましの期間が長く、今回の旅行中の坂道で痛みが増し、歩くのが困難になり限界に達してしまったところだった。
関節、靭帯にはさほど影響していないことから、全身のバランスをとった。
こちらの患者さんは「痛がりさん」だったため、筋膜を極力やさしく丁寧に緩めていった。
すると・・・おや?と痛みが減って歩けるようになっていった。
施術にて変化できたのが幸いだったが、ご来院なく長期間痛い状態が続くと、関節・靭帯に支障が出て半月板や関節包に影響が出て下手をすると手術になってしまう。
今回は、年齢・状態・状況を考えながら依頼者に合わせた施術ができた。
おそらく膝のこの痛みはもう出ないだろう。
そういったことで、新年最初に良い流れを作れたかなと思った。