芸は身を助ける
「芸は身を助ける」
昔からあることわざ。私自身、何度もこの言葉を実感し、何度助けられただろうか?
この言葉こそ私のために作られたのではなかろうかと「勘違い」してしまうほどだ(笑)。
感覚を鍛えることがこれほどまでに大事なものなのかと痛感させられている。
私は施術で手を使い、脳を使い、目も使う・・・そして感覚もフルに使うと更に感覚が広がる・・・使えば使うほど能力(脳力)が増していく。私が拘るのは「アナログの能力」。
私に限らず、各自の持っている身体をフルに使えば難しい機械は使わなくても、どこをどのように意識を傾けるかにより、人並み以上に感覚が増す。
今後の当院はどういう施術をすることになるのかと、自分自身に期待してしまう。それを伝えて、人に知れ渡れば
自ずと道は拓けていくと確信する。
私の脳は回復してきて、徐々に問題が減ってきている。6年かけて新しい細胞に生まれ変わっている。ただ、まだ完治には至っていないが。
脳出血の際に死んだ細胞(どこまでが死んでどこまで入れ替わったかはわからない)が確実に回復してきているのは実感としてある。
最近はとかくデジタル社会。パソコン、スマホ、・・・アナログな身体を使うことから遠ざかっている方が半分以上、いや8割くらいはいるだろう。
実際、電車で7人乗りの席に全員がスマホを縦に持って「お内裏様状態!」だった瞬間を見た。(さすがに写真は撮らなかったが)きれいに7人がお内裏様になっていた。
そう、そのパソコン、スマホが交遊、ビジネス、勉強へと幅広く使われている。アナログ社会は隅に追い払われている。だがいろいろな分野をチェックしてもらうと、探せば探すほどアナログで活躍している方がまだまだたくさんいるのだ。パッと出てくるだけでも農業、漁業、林業など環境系の仕事、音楽・絵画等の芸術系の仕事、道路、交通系・・・まだまだある。そう、逆に言えばスマホ社会により視野が狭くなり、メディアがアナログの良さを隠そうとしている方向づけをしているように感じてしかたない。今一度アナログを見直してみるのもいいのでないだろうか。
年末年始の疲労、身体への影響
Qtopia癒療院です。
本年もよろしくお願いいたします。
本年初日の患者さんで、今まで咳をしている姿を見たことのない方が「むせるような」咳が止まらないとのことで困っていた。
原因を知らない方は「薬で止めたら?」と言うかもしれないが、この咳の仕方からすると薬を飲んでも止まらない可能性があると筋力検査で出ていた。当院では極力、原因から取り除く施術をしているので、今までの臨床経験や、筋力検査を活用している。
この咳の場合は、喘息に近いこともある。ではどこにアプローチするか?
脳の「視床下部」である。
最初は、私の目で脳の視床下部をじっとみていると、段々に咳をしなくなってきているのがわかった。
そして次に、後頭部に手を当てながら視床下部を「透視」する。
そうすると、咳をしそう➡咳が出ない・・・止まる・・・と言う感じで、咳が止まっていく。
その患者さんは「腰も変な重さがあるのです」とも言っていたので、身体をチェックすると「腎下垂」があった。
腎臓、副腎に問題がある方は 「だるい、重い、すっきりしない」と表現する方が多い。
あまり「痛い」とは言わないので、どこの何なのかがわかりづらい。
今回は腎臓の位置を上げてバランスを取れば完了。
術後はその症状が消え、楽になる。
また、その腰が重い真の問題が大腸の血流(腹大動脈の脈拍の不自然なリズム)にあったので、異変に気付き「年末年始に普段食べないようなものを食べましたか?」と聞くと「肉を!」とのことだった。
小腸から大腸への移行部に「回盲弁」がある。そこの通りがよくなったことで問題解決した。
自覚症状の問診と、身体からのサインをしっかりと見ることで、不調の解消につながる。
今年も結果を重視して、みなさまのお役に立てるよう精進していきたい。
年末は「身体の大掃除」もオススメ!
これから年末だが、自宅、部屋の大掃除をする方も多いと思う。普段目に付く場所はともかく、大掃除では目につかないところまでしっかりできるか?も大事だ。机の下、部屋の隅、家具の裏・・・
今回は私は「冷蔵庫の上」「ゴミ箱の裏」を重点的にトライした。かなりの汚れが蓄積されていた。
放置していると汚れ、埃が溜まるのは「身体もそっくり」だ。
肝臓、腎臓、腸、子宮・・・普段身体にかけている負担を「聴いてあげる」ことも大事な時期だと思う。
思っているより身体には「毒素」が溜まっているかもしれない。
「肝臓」について「私はお酒は飲まないから問題ない!健康健康!!」と言う方がいるが、飲酒の有無に関わらず肝臓は毒素の蓄積にも関係している。それ以外にも
- 食事から得た栄養素を体内で利用できるものに変化させる
- ブドウ糖を蓄える
- アンモニアといった有害成分を無毒化
- 胆汁の作成
- 血を固める凝固因子の作成
- ストレス・・・精神的ストレスでも身体的ストレスでも、ともにステロイドホルモンやアドレナリンなどのストレスホルモンが主に肝臓で分泌され、最終的に肝臓から活性酸素と呼ばれる物質が過剰に産生される。 悪化した腸内環境から吐き出された不純物や有害物質も活性酸素産生に拍車をかける。
当院では開業当初から「腸」の施術に重きを置いている。
それは腸は脳と同等の血管、血流量があり、日々循環していて体温維持、生命の源とも言えると思っている。
身体は休む暇なく動いてくれている。区切りとして、一年間使用した身体に感謝するとともに、「大掃除」には掃除をする行為以上の気持ち、思いを込めても良いかもしれない。
頭の柔らかさは父譲り?
Qtopia癒療院 木内は開業からかれこれ20年以上になるが自身の健康問題、近頃の世間のウィルスの問題はあるかもしれないが、有難いことに経営を継続させていただいている。
その根元は、父親譲りの天性の経営脳があるのではないか?と、私は「勝手に」思っている。
父は70歳を越えた現在でも旅館経営を続けている。
父とはあまり親密な仲でもないしお互いの仕事の内容もさほど知らない。適度な距離で、お互いを理解はしているし尊重もしている。
長年自営業の父から経営の細かいノウハウを教わったか?と言えばそれも特にない。
跡継ぎの強制もしない。「好きにすればいい」とのこと。有難い(^^)
父は私が小学生の時に、自分の考えで新潟県の越後湯沢にてスキーロッジ(旅館)を始めている。私が思うに父は「根っからの自由人、商人」だと思う。
私はそんな後ろ姿を見て育ったからか、自由に私はこう思うからこうしたい!と表現させてもらっている。本当にありがたいことだ。
なのではあるが、父から、偉大な何か?誰か?に影響を受けてきた!なども聞いていない。ただ、ものすごい強烈なエネルギーを持った人物だ!!ということはいまだに感じる。
父は「商売」をやるうえで自分なりの経験を積み上げてきている。それが息子である私に遺伝しているかどうかはわからない。全く違う業種で、相手のやっている仕事の経験もお互い全く知らないのに。
木内親子に共通していることは「こう」でうまくいかなければ「こう」、「そうでなければ」「こう」と「アイディア」が次から次へと出てくる。このことは本能的なのかもしれない。このアイディアに関しても「助言」すら私は求めないし父も「しようとすら」しない。二人を知る妻から見れば「不思議」な親子だろうし「大変な方たち」なのかと思う。
そうだ。思い出したことがあった!
父は「サラリーマンにはならなくていい!!大きくなれ!」 と口癖で言っていた。(サラリーマンにも良し悪しがあると思う(笑)
その話をした40年前頃とは時代が変わってきているので参考にはならないが。
さて、10月に長野県上田市・菅平の「プチホテルゾンタック」さんにお邪魔させていただいたが、オーナーさんが非常に父と似た雰囲気を持っていた。お歳も同じくらいかなと推測する。
菅平と言えば冬は極寒。かなり冷えると-20度以下になるという。
父の越後湯沢の石打も積雪量で言えば5メートルの年もある。スキーヤ―が毎年集まる。
経営している方向性も似ているように感じた。こちらはラグビーなどのスポーツのメッカ。オーナーは、寡黙な感じだけど優しくユーモアがある感じだった。
施設を案内していただくとオーナーさんが「ちょっとこっちにおいで!」と。ついていくとなんと!その辺のスポーツジム顔負けのボルダリング場が現れたのだ!!連れて行った子どもたちも大喜びで「また来たーい」と「リピート、登録」状態だった。
今回ゾンタックさんには非常に美味しい料理をいただいた。もちろんお気に入りに追加である。
「そんなこと無理だよ」から「奇跡」が起こるまで
Qtopia癒療院 木内です。
現在2022年、12月。年末を迎えている。
サッカーワールドカップを見て、施術を通して感じたことをブログに書こうと思った。
一戦目のドイツは言わずと知れた強豪国。第二戦目はコスタリカ。第三戦目はスペインといずれも強豪国。
私はサッカーには疎いが、TVスポーツ観戦はする方だ。特に勝ち残りが関わることに興味はある。
その強豪国中でドイツ、コスタリカ、スペインと対戦する日本がどういう内容になり、どういう結果になるのか?何がどう働くのかが見ものだった。
視聴者一般から見れば「この組み合わせ」が決まった時点で終わっているね、「ちゃんちゃん」!!かもしれないが、
短期決戦には割と働く「魔物的」エネルギーがある。
その不思議なエネルギーを味方にできた方に「女神」がほほ笑む。
私の場合、オステオパシーを始める前にカイロプラクティックから施術の世界に入ったが、資格や卒業はあくまでも「途中経過」で、やらなければならないことは「毎日暇さえあれば練習」し身体に触れることは必須である。それを何年も何十人、何百人、何千人・・・とやって段々に「手」が出来てくる。
そもそもオステオパシーを習った時に、(場合により力がかかる施術もあるが)軽く触れて施術をする「5グラムで?!」そんなの無理無理、から始まったものの、今となっては「遠隔ヒーリング」(触ることは一切せずに離れた場所にいる方に施術する)をバンバン行い結果を出している。その手ができると脳も発達してくる。
Qtopia癒療院に長い患者さんはご存じと思うが、タイトルにある通りここに通っている方は幾度と「奇跡的体験」をされている。その体験は「はい、では奇跡を起こしますよ!!」といって起こせるものではない。ゆえに奇跡。
「持っている、持っていない」というのは結果として「この方は持っていた」という完了形。
奇跡的体験は数知れず。
先日いらした方は一回の施術の中で問診票に書かれた症状が3~4つ変化があったことに驚いていた。
施術はサッカーには関係ないかもしれないが、無理➡「奇跡」は思い込みもあれば今まで作っていた「常識」だったのかもしれない。常識にとらわれずに積み重ねていけば見える世界がある。無理と諦めずに続けていくと突破することができる。私はこれからも淡々とできることをしていく。