食事を戻してしまうのですが・・・統合失調症 その①
ご紹介でいらした初めての方を診させていただいた。
「食事を度々戻してしまうこと」、統合失調症が主訴。
日本における統合失調症の患者数は、なんと80万人。およそ100人弱に1人だそうだ。
おそらくは病院やクリニックで薬をいっぱい処方されているのだろう。
その統合失調症の主訴で多いのは幻聴・幻覚など精神に関係する方が多い。
今回の方は、度々食事を戻してしまうとのことだった。Qtopia癒療院にかかる以前は医者、ホメオパシーやホリスティック関連のところに行ったが、身体には特に異常は無しとの診断。心因性かと思われると言われたらしい。
まずは、食事を戻してしまうことは至急取り組む用件なので、なるべく早く変化を出す必要があった。
戻してしまう方にも原因は様々。
急性期の施術は先ずは止めること。気持ち悪さを取り除き、マイナス要因をプラマイゼロに持っていくことが大事、と思った。
仙腸関節を整えてから、大腸のS状結腸の施術。
消化器系の臓器は名称が数か所に分かれているが、口から入り肛門から出るまで一つながり。気持ち悪さを取り除くために、S状結腸の施術が必要だった。S状結腸周辺は広範囲に血管・リンパの存在があり、便通だけではなく生殖器系の腺にも影響している。また、腸は免疫も関係している。
そして、血管・リンパは下腹部・下肢など下半身にも流れていることから、このS状結腸の根っこの腸間膜根の施術で、実際に体調の変化が出てくれた。
下肢の冷えが強いこともあったので、脳下垂体の施術も。
次に気持ち悪さを止めるには、この方の状態は、どこに何をすればいいか?と身体に聴くと、迷わず「延髄!!」と返ってきた。
そして施術後、冷え冷えだった依頼者さんの足が気持ち緩んだ。ご本人も「ぽかぽかしている」と実感のこもった言葉をおっしゃっていた。
気持ち悪さは、一回の施術でなくなった。
おそらく、施術の結果、血流が増してそれが全身に行きわたり始めたからであろう。
腸の施術により血流量が増し、温かく感じられ、それから体調にも変化が望めるだろう。
次回以降は、統合失調症の症状に対しての施術に入っていけると思う。
幻聴・幻覚もあるとのこと。なかなか手強い症状ではある。
多くの方が悩む「イップス」
私は学生時代に野球をやっていたこともあり、イップスという言葉は知っていたが詳しく知らなかった。耳に入ることが増えてきたので、今回調べてみると、スポーツ選手だけではなく広範囲の方にその経験者がいることがわかった。
イップスの症状の出始めは、身体を使い始めた時はいつも通りだったのに、あるとき突然思った通りに動かなくなることが多い。
野球の練習中にキャッチボールをしていると「あれ?おかしい・・・」
どこも痛くはないし、でも何かいつも通りに投げれないんだよね・・・そこから始まる。
シートノックをしていると「暴投」を「連発」する。恥ずかしいとか恰好悪いとか、はたまた気持ちが弱いというレベルじゃない。目的の相手の胸元に投げられない。私の高校野球部の選手間ではイップスのことを「指病」とか「指っちゃう」と呼ぶ方もいた。自分の意思とは異なる動きになってしまう。そのくらい深刻な症状なのだ。
実はプロ野球選手、プロゴルファーにも経験されている方もいる。だから競技の年数や経験ではなく練習量でもない。関係あるとすれば自律神経と緊張によるものや脳の問題かもしれない。
おそらく「ケースバイケース」で、その方の場合は脳の「この領域」が緊張すると発症するというのがわかると解消が出来るかもしれない。
野球以外でも指を反復使う音楽家の中にも経験者がいる。緊張が関係している方も多い。ピアニストや弦楽器の演奏も経験者はいる。
割と反復練習が多いことや間違えちゃいけないとプレッシャーになっている方も。性格的には真面目、几帳面、責任感が強いなどが挙げられる。
また、脳と末梢との繋がりや筋力・疲労もうまく出来ないことに関係している方もいる。
当院の場合、脳の場所をブロードマン脳番号などを参照し、異変のある場所を特定して施術するので改善できる可能性はある。
それって重症なのでは・・・?
ある日の早朝、クライアントさんから連絡が入った。旦那さんの背中の痛みが結構酷いとのこと。
どうも話を聞く限りは
「ん?・・・ひょっとしてそれってあの症状なのでは?と急性膵炎?肝炎?とか消化器系の臓器の急性症状なのでは?」と疑われてもおかしくはない背中の痛みのようだ。
筋力検査では膵臓が一番あやしいと出ていた。ただ、当人は病院には行きたくないの一点張り。
Qtopia癒療院だったら、気は進まないが医者じゃないからと、奥さんがなんとか説得してくれた。よくよく話を聞けば、近々お子さんの結婚式があるとのこと。
それであれば、激痛に耐えながら式に出席・・・なんてことは避けたいところ。笑顔で門出を迎えたいし、良い式になって欲しい。
ただでさえ激痛だったことから状態はかなり深刻だろうし、今後も自覚症状のレベルで気にならないぐらいまでは回復する必要があるだろう。
先日の激痛の状態(状況を把握できた)から、10日ほど経過したところで、初回の施術を迎えた。
お身体をチェックすると、膵臓ではなく胆嚢の施術が必要と出た。背中の痛みではおそらく「消化器系」の臓器かそれに準ずる消化管の管などが考えられたりするが、「肝臓、膵臓、胆嚢、十二指腸、胃」はどこがどう影響しその痛みに関与するかは実際に診てみないとわからない。またどの程度臓器が重症なのかも同様。
初回はやはり骨盤がずれていたことから整えた。骨盤を整えるだけで内臓の位置まで影響する可能性があるからだ。
初回の施術後、二回目の来院時には背中の痛みはかなり軽減されていた。この後がどこまで細かに「診れる・視れる」かがポイント。視れると書いたのは、人体を表面的に見ることではなく立体的に構造的に奥まで、または裏まで視れることで、異変のある部位がどんな状態なのかを把握することが出来る。
最低でも式当日はともかく前後一週間は問題が出ないように調整したいところである。
AIはイメージやニュアンスに弱いのか?
当院は徒手療法の施術院であり、妻と経営している。
日常生活で患者さん(クライアントさん)の身体に負担になってしまいそうなイラストをAIに描いてもらった。
パソコンに詳しい方ならすらすらとできるかもしれないし、こちらの聞き方や指示の出し方の問題なのか?何がうまくないのか?どうも理想に適したイラストにならない。
人間同士の対話でも、そういった微妙な表現でも理解できたり聞くのが得意な方もいるだろうが、人間でもAIでも、質問の仕方、理解されやすい表現ができるかどうかによって、ストレスなく会話ができるかどうかが変わってくるだろう。
AIは今後さまざまな場面で、活用することが飛躍的に増えると思われる。上手に付き合っていくように試行錯誤をしていきたい。試してみないことにはわからないことも多いので、できる範囲で楽しんでいけたらと思っている。
もどかしいタイプの方にあなたならどう接する?
チャキチャキ竹を割ったようなタイプの方もいれば、たらたらと優柔不断で答えが出るまで何時間もかかる方もいる。 「う~む」・・・と言ってから1分考えて、あ、やっぱやめます・・・あ、やっぱ戻します・・・結局10分以上考えて結論を出す。「決断する」のが苦手だったり、比較してどっちが有利なのか?など迷いやすいタイプ。
ちなみにQtopia癒療院・木内の場合は、選択が迫られた場合でも多くのことで「ものの数秒」で決められる。(施術院での会話や問診は除いて)
普段から「自分の中の自分との対話」を行っているからかもしれない。選択する内容のウェイトにもよるが、そして決める時に使う「筋力検査」を常に使っているからだろうとも思う。そして、確認作業の仕上げにも筋力検査を使う。だから作業の終わった仕上げが筋力検査でokが出ると終了となる。
当院では施術にじっくり時間を使いたいことから、進行がスムーズにいくように心掛けた結果である。施術は基本は一コマ(一人)30分なので、伝えることが苦手な方は、予めご自身で要点を整理して書き出してもらえると助かるし、自分自身の脳を活気づけられるかもしれない。
「話を聞いて欲しい」方もいるだろうが、施術中は、できるだけ施術に身を委ねてほしい。オステオパシーの施術はゆっくりとした時間の使い方をしているからだ。
優柔不断でどうしたらいいのか悩んでいらっしゃる方もいるとは思うが、性格とは別に「私はこうしたい」を決めてもらえると、それに準じたことを身体に筋力検査で聴いていけば答えが出てくる。
聴いてもらいたい内容は、施術の際におっしゃっていただければ回答します。
ちなみに私たち夫婦は結婚を決めるまでに会った回数はなんと3回。ほぼ「決まっていた」と感じたため。以前から施術で「選択」をするときのスピードと正確性を鍛えているからだろう。

