芸術家の感性2 ~現在・未来~
時間があるときは頻繁に芸術鑑賞に行くことにしている。
今回は渋谷区の美術館へ。
空(そら)をテーマにされた作品(絵画)。素晴らしさに感無量。
雲であったりお天道様であったりと、物や人ではない現象から見て、感じどう表現するか?その感性を施術にどうつなげていくか?
私自身は学生時代は美術が大好きだった。絵を描くことで中学生の頃から「感性」が芽生え始めた。
そんな自分が好きになっていた。私は自分を嫌いになることは未だにない。絵を描いているとまるで自分と対話をしているような不思議な現象を感じる。
作品を手掛けると集中・没頭する。夢中になる。画家、芸術家の表現が面白く感じる。
それは、私が仕事の中で手を使って施術をすることと共通している面がある。オステオパシーは手を使った施術である。徒手療法ではカイロプラクティックも同様。施術がうまく出来て、スッキリ「取れた。整った」時に達成感を感じ、そのたびそんな自分を好きになっていく。そのうまく出来た達成感、表現力が伝わることがこの施術の醍醐味でもあり芸術でもある。
その手に繋がっているのが脳でもある。
手を頻繁に使うことで脳は活性される。
その私が脳出血を起こした。
入院している最中、割と早い時期から自らの手にリハビリをし始めた。力は入りずらくても動かす頻度を多くするようにした。
「手を使わなきゃ!!」と感覚的に動かしていた。脳はボーっとしていたが手を動かすことを優先した。
もちろん私の職業上「手」が商売道具でもあることから。自然療法・徒手療法家であるゆえ。
そして、その手がより問題なく働くために脳を完治させたい思いがあった。
脳を損傷したことを悔いてもしょうがないが、この体験をプラスにとれば「貴重な体験をさせてもらった」と、後の心残りはなくなるだろう。
少なくても健常者の施術家の先生や医者ではなかなか出来ない体験。そこから完治したら、罹患前よりも施術の技術が向上したりすれば・・。
これは知識があったとしても実際に体験しなければ得られないこと。だから知識よりも体験の方が上回るのである。この体験を元にして伝えた時に、言葉の重さに大きな差が出てくると自負している。そして私は段々と回復しつつある。
病院・医院から見放されてしまった方でも
整形外科、内科の症状で病院から見放されてしまっている方でも、当院にお越しの方は結構いらっしゃる。
整形外科にかかっていた方で「手術」という言葉が出てしまう状態の方もいる。
中でも、多いのは股関節の問題。先天性股関節脱臼や変形性股関節症など。
出産時・産後の股関節の問題の方に発症することもある。
更年期以降から股関節が痛みだして・・・という方も多いかもしれない。
年齢的には、おそらく産後~思春期・成人くらいまでは、症状は出る方は多くはないかもしれない。
自覚症状が出ないうちは診てもらう必要はないと思うだろう。
痛みがひどい・動かないなど、もうどうにもならない状態までは、受診したり対策をする気にならないのかもしれない。
だが「症状が出るころは関節の問題が既に進行している」。
股関節に負担のかかる座り方をしていたりすると、習慣が重なり変形や痛みが出てしまう原因になるかもしれない。
普段の姿勢(座り方など)はかなり重要である。
望ましくない座り方で一番多いのは「足を組むこと」、次は「姿勢が丸くなっていること」。その二つに共通するのが仙骨の角度。真っすぐ立っていなくて後方に傾斜していること。そういった姿勢が癖になることで腰椎・仙骨から股関節の不調に繋がってしまうかもしれない。
私は、以前勤務していたクリニックでも整形外科・内科疾患で他の大病院から「見放されてしまった方」を何人かみた記憶があるが、やはり「股関節」の問題を抱えた方がいた。
股関節の変形や大腿骨頭、寛骨臼(股関節)の関節軟骨の隙間が減り、痛みで歩行がしづらい方など。
股関節の場合、施術者側がどんな施術の「スペシャリスト」であっても、地球で重力がかかって生活する限り日常的に誰にでも負荷はかかる。またそれによって、骨格などの状態によっては変形する方もいる。
そうならないために施術にて全身のバランスを整えることは、すごく大事だと考えている。
特に女性は出産により相当の負荷がかかる。
妊娠中から出産は母体の負荷は大きい。産後は回復と並行して育児がある。
出産・産後の施術はとても重要で、骨盤・腰椎のバランスをしっかりと行う必要がある。
施術としては骨盤(特に仙腸関節)・腰椎のバランスをしっかり取ること。
そして、その後に重要なことは姿勢を維持すること。維持と言っても、日常生活で動く限りはズレやすくはなるので、仙骨の角度を「意識」し、長時間足を組まないようにする。
また、施術にて未病を保ったり予防も可能かもしれないのは、内科で大きな病気で手術された方。
予後に食生活に気をつけたり、胃腸の施術、毒素の排出(当院の場合はゴッドクリーナーがある)が役に立てるだろう。
骨格系であれば、「その方の身体に合った」サプリメントのチェック、その摂取する量、数を調べることも可能である。
病院で骨密度を指摘された方は何がその方の身体に合っているか?(相性)を筋力検査で調べることはできる。
身体に合っていないものを摂取すると、解毒器官に負荷がかかる可能性がある。
他にも、西洋医学は受け入れない、薬は無理などという方、電磁波過敏症、化学物質過敏症など現代生活が負担になる方もいる。
薬・サプリメント・食品等「経口」のものは特に気をつける必要はあるだろう。
そのうえで、その人らしく生活できるよう、一緒に歩んでいけたらと思う。
彫刻からのメッセージを感じ
絵画、彫刻の鑑賞をしていると、段々と作者の「声にならない声」のようなエネルギーを受けるケースが増えてきた。この作者が言いたかったことは、このようなことだったのでは?などと感じる。
今回は上野にある西洋美術館。入って間もなく見えたのが「地獄の門」。かの有名なロダンの作品。「考える人」がその門上部に位置する。
ちなみに、「考える人」の石膏の原型はフランスのパリにある。「オリジナルは6体ある」うちの一つだそうだ。
とにかく今回はその地獄の門に呼ばれたが、その前週に呼ばれたのは六本木ヒルズ・森美術館のルイーズ・ブルジョワ展。双方とも素晴らしい作品だったが、その2展に共通するのが「地獄」である。
その地獄と私が関係することと言えば、「脳の寛解がいつになるのか?その気持ちを分かってくれる何か?」がこの美術品だった。
美術品の作者やその当時の世界の情勢にも関係することが感じられる。
鑑賞することで気持ちを汲んだり分かち合うことができる気がした。
それが私の仕事にも活かせるのではなかろうか?というメッセージだったかもしれないたかもしれない。
不思議ではあるが「地獄」という響きは私にとっては嫌に感じない。強がりで言っているわけでもない。
芸術鑑賞は、観る人によってどこの何がポイントになっているかは、その人の人生経験や深さによってそれぞれ違ってくるだろう。私の場合は「これでもか!」というくらいの痛い経験から、受け取ったメッセージだった。
世の中には私よりつらい経験をされている方は多いかもしれない。良い経験の反対には大変な経験がある。波のように。
今後の人生に活かしていければ好転するかもしれない。
「楽しい」を取り戻す 音楽が聞けなくなると・・・?
音楽は、音が楽しいと書く。
脳に問題が起きた私の場合、音、歌、声、リズム、楽しさ、喜びなど「音楽」に関する脳の機能に問題が生じている。
脳の側頭葉から後頭葉にかけて出血し、そこに支障が出ている。出血後は「手足」の動きはほぼ問題はなかったので、さほど影響ないのでは?思ったが、いざ音楽を聴いてみようと「あれ?何か変だ」と違和感があった。「音や声を聴きたくない」自分がいた。音楽が大好きな方、「生活の一部」になっている方はたくさんいると思うので「音楽のない生活」はあり得ないかもしれない。
今後皆さんの中でも脳の問題が出る可能性のあるかもしれないので、私の例を頭に入れておくと良いかもしれない。
私はそれまでそんなに音楽が好きでしょうがないということはなかったが、音楽がない生活にどっぷりつかってしまうと、なくても生活は出来るものの「ない生活」は「楽しくない」ことが分かってくる。
あったものがある日からなくなってしまうことは、言い表せないほどの虚無感がある。音のみを楽しんでいるのではなくて音楽を通じて喜びや楽しみや一体感などの表現でもあるのではないか。私は脳の病気を通じて、その表現が失われてしまっていたのだ。音楽に大事な「楽しい」を取り戻したい。そのためには「良くなったね」の程度ではなくて、「完治」を目指していこうと決意した。
急性症状、急な依頼も皆様のご希望に添えますように
Qtopia癒療院です。
当院は基本は予約制ではありますが、近ごろは「当日急に予定が合わなくなった」り「変更を余儀なくされる」こともあることから、時々ぽっかり空く時間がある。前もって予約していないから施術を受けられないとは限らないので、当日何とか施術を受けたい...という方も是非ご連絡いただければと思う次第であります。
依頼者さんのご予定で「急に空いた」場合もあるでしょうし、「大事なこの日までに、なんとか間に合うように調整して欲しい」も可能な限り対応しています。
先日いらした方は急性の腰痛で「本番」を間近に控えるダンサーさん。2回の施術で寛解!
貢献させていただいた。
また、ゴルファーのテニス肘も寛解した!
ありがとうございます!!
スポーツ障害であっても、施術場所(ターゲットの関節などの部位)と脳を正確に施術をすることで、症状を短時間で回復・寛解を早めることができるし、繰り返しの動作でも悪化せずに維持できる可能性がある。
大会前にケガなどをしたのでなんとかしてほしい・・・なども気兼ねなくご依頼いただければありがたいです。