自己採点を「ちょっと」変えてみよう!
施術家、治療家の先生で、「自己採点」で何点!! と書いてある方がいる。
私自身は、その自己採点は時には必要であるだろうし、自己満足も必要かもしれないとは思う。
しかし、自分の施術を、第三者的なレベルでの評価をどこまで掘り下げて行えるかどうかが重要だと思う。自己採点でありながら、第三者から見ても納得いくような公平な判断ができるだろうか。
今までの施術の視点を「ちょっと」変えてみたらどうかなと思う。
施術の内容は「自覚症状」を基準にしてしまっていないだろうか。多くの一般の方が陥りがちなのが「自覚症状」のみを追いかけていることだ。自覚症状しか見ない施術で「自己採点」をしていると正しく評価できないのではないだろうか。
まぁまぁかな・気持ち良かったし、楽になったから・・など自分で納得しているならそれでいいか!
と言えばそこまでだが、自覚症状を基準にする限りどこまでも妥協できてしまう。
できる施術家ほど「筋力検査の明確な基準」を持ち、yes/noまたはok/not その答えと身体の変化を細かくチェックしている。
私は脳をおかしくしてから(脳内出血を二度し、会話が出来なくなった)、散々探して、カイロ、オステオパシー、鍼灸で、おそらく日本で上位に入るだろうと思われる先生方に診ていただいたが、共通しているのは「筋力検査」を正確に使っていたことだった。
一般の方でも、自覚症状や揉んで楽!レベルは卒業してもらいたいと思う次第である。
それ以上の施術ができる施術家に依頼するのが望ましいだろう。
もちろん私もそうありたいし日々学んでいるので、提供できることは多いと思う。
生理痛は腸が原因なの?
女性には生理・生理痛があるが、オステオパシーで内臓・婦人科腺をきちんと施術出来れば生理痛は問題なく楽にすることができる。
多くの方は生理痛=卵巣・子宮の問題だと思っている。・・・えっ?はぁ?そうだよね?という声が聞こえてきそうですね。
ところが、当院では生理中であっても「子宮・卵巣」を施術することは、ほとんどない。
あれっ?振り返れば「ほとんどないどころか、全くない」だった。
生理中の場合、施術を受けても構わないのか心配になる方もいらっしゃるかもしれない。しかし、「身体に聴いたときにその場所が手技を受け入れられれば身体からのOKのサインが出るし、無理ならNOと出る」
つまり生理痛で施術は無理なら身体が反応するので、身体の声に反することは当院ではしない。
どの場所なら大丈夫なのか、直接法か関節法か、細かく身体に聴きながら施術を進めていくので、ご安心いただきたい。寝込むほど痛みがひどく、来院が困難な場合には、遠隔ヒーリングでも施術可能だ。
そもそも、「生理」と「生理痛」は同じ現象で原因は一緒なのか?という問いがある。
そういうことから、私自身、生理・生理痛を調べ、生理痛が強い方に調査、聞き取りをしてみた。すると・・・
遠隔でも実際の施術でも生理痛は大概、腸、その中でも主に大腸か小腸の腸間膜根(腸の根っこでリンパ血管の密集している場所で冷えたり毒素が溜まりやすい場所)のサインが出ることがほとんど。ということからわかるように、生理痛のほとんどは、腸の血管、リンパの流れの調整をすると痛みは改善され、楽になる。毎月憂鬱な時期も乗り越えられると喜ばれている。遠隔ヒーリングでも生理痛自体がかなり軽減されることは、日常の全てにとって非常にいい情報ではないかと思う。Qtopia癒療院は私たち夫婦で営んでいるので、話しにくいことも妻を挟めば少しは話しやすいかもしれない。
また、大事なことで言えば、腸の状態は「不妊の原因」になっている方が多いことだ。当院は今まで不妊の方や妊婦さん、産後の方のケアをしてきたが、この、腸間膜根が原因でなかなか妊娠に結びつかない方がいる。それに、この場所が冷えたことで坐骨神経痛が出たり、ヘルニア的症状が出る方も数多い。それだけ冷え、毒素、生理痛などが関係しあい不調が出ていることが多い場所なので、丁寧に一つ一つクリアすれば、「結果に繋がる」だろう。
生理痛はあって当たり前ではない、ケアすることで軽減できる。お気軽にご相談いただけたらと思う。
ステイホームと頭痛
本当にそんなにいるの?というのが頭痛持ちの方の人数。全国になんと4000万人という。
確かに身体を動かさずにステイホームというと、首、肩に負担はかかり、頭痛の原因にもなり得る。
ある番組で見たのは、会社勤めのご主人が家で仕事をすることで、「いつもいないご主人がいること」そのものに奥さんが「ストレス」を感じるとのこと。
そうですよね、多くの奥さんは、お昼ご飯の支度をしたり、同じ空間にいると自分のペースが保てなかったりするストレスもあるだろう。
男性も女性も、在宅ワークは仕事と割り切っても精神的に疲れる方もいる。発散できるタイミングが取れない、いつもと違う時間にでも休憩できればいいが、思うようにできない方もいる。
頭痛で言えば、原因も様々だが、上記のような精神・心理の問題もあれば、筋肉、骨格の問題もある。例えば、普段会社にいるときには椅子に座って仕事しているのに、在宅ワークだと机と椅子の高さが合わないなど、望ましくない姿勢で仕事をしなければならないこともあるだろう。そういう時に限って寝違えたりぎっくり腰になったりする。ステイホームの二次災害である。
また、座る姿勢について、仙骨・尾骨が椅子の座面に対して立てて座れていれば問題ないが、最近多いのが皆さんの座位の姿勢が非常に良くなく、尾骨が原因で頭痛が出ている方もいる。(仙骨を立てられないことでその先の尾骨まで影響し、脳脊髄液の往復がまんべんなく行き届かず、脳に影響し頭痛が出るケースがある)
それから、悪い姿勢が長いとイライラやストレスに関わる場所として「副腎」との関連がある。圧倒的に副腎が疲れている方が多い。当院に来院する方の2~3人に1人は、施術に必要な場所として「副腎」がヒットする。正直、異常である。
結果として姿勢は丸くなってしまい内臓、呼吸、首、脳に負担を作ってしまうことになる。
ストレスを溜めない工夫と、座る姿勢には充分気をつけて過ごされるとよいだろう。
「身体に合うもの」が少ない方に朗報!!
当院では、体調を整えるために摂取する食べ物、サプリメントなどとの「相性」を重要視している。
多くの方には問題ないが、一部の人には、体質その他でいわゆる身体の「許容範囲が狭い・少ない」というタイプの方もいる。
また、「デリケート」な方もいる。そのような方は、施術前から「ここの施術院は私のような難しいタイプは、施術していただけるのでしょうか」と考えたり、遠慮がちになってしまう方もいらっしゃるのでは?
でも大丈夫! 施術する私自身もどちらかというと繊細なタイプだと思うし、当院は多くの経験値がある。逆に「難しいタイプほどやりがいがある」のでお気になさらずに、ご依頼いただけたらと思う。極力患者さんの負担にならないように尽くしたい。
以前にも述べた「相性」ほど、その方にとって大事なものはない。
施術する人の肩書き、国家資格は横においといて、要は基礎医学がわかれば良いと思う。逆に言えば専門知識、能書き、CMでしている宣伝文句も
「いらない」 のだ。
それより大事なことは
「正確に診ることができる感覚」
である。
オステオパシーは皮膚に触れるかどうかの圧なので、かなりソフト。マッサージ・指圧の圧では強すぎる。繊細な方ほど当院向きの可能性がある。
また、今まで使っていたサプリメントを初診時に何十個とチェックする方もがいるが、こちらは商品の好き嫌いを抜きに、その身体にとって合っているかどうかを見ると・・・「えっ?これも?これも?と合っていないものばかり」という方がホントに多い。人によっては合わないものに使っていた金額が多額なことに驚く。
身体に負担の無いものを選び、使用してくことで体調が変化していくこともあるだろう。
それほど相性は大事なのだ。繊細な方にっては、ソフトな施術や相性チェックは重宝されている。
今後さらに身近になる電磁波の脅威
10年以上前のことだが、何人かの電磁波過敏症の方を施術していたので、そのころから、電磁波の影響を強く受ける方は、身体にどのような症状が出るかを知っていた。
その方々の状況を見る限り、「電磁波は有害で危険なものである」ということを体験していたし、認めざるを得なかった。
頭痛、目の疲労、ひどい肩こり、脳の違和感・・・
電磁波を全て避けるのは困難なので、頻繁にこのような症状に悩まされるは想像しただけでも辛い。
当時はまだ「電磁波」についての理解も広まっていないし、過敏な方もそれほど多くはなかったと思う。
休日に都内の家電量販店でのことだった。
客 「この商品の「電磁波」が気になるんですが、大丈夫なんでしょうか?」
店員 「電磁波?電磁波とか感じますか?気のせい気のせい!それを気にしていたら生活できませんよ・・・」
その量販店の店員は、販売者としては、商品の説明そのものはわかりやすく、確かに間違ったことは言っていなかった。
しかし、残念ながら、店員というのは「いかに売るか」しか考えてないのかがわかる。客の体調が悪くなるかどうかはどうでもいいのだ。そんなこと言ったら大事な売り上げに響いてしまう。
客は「身体に影響がないかどうか?」を聞きたがっているというのに。
もちろん、その客は買わなかった。店員に電磁波の悪影響の情報が明らかに不足しているからだ。
電磁波過敏の方は多いし、今後ますます増加するだろう。
仕事でパソコンを使う人はかなり多いだろうが、今は大人に留まらず子どもにも普及している。スマートフォン、タブレットが、小学校の授業だけでなく、塾、ゲームと、頻繁に・頻回に使うツールになってきている。
先日遠隔ヒーリングを依頼された小学生は、勉強で使うかゲームで使うかは定かではないが、一日のうち空いている時間はスマートフォンを触っているということだった。症状として、集中力が続かない・やる気が出ない・気分にムラがある等々で、遠隔ヒーリングどころではない、このままではこの先思いやられる状態だと感じた。
また「5G」が脅威であるという情報を聞いている。
私はそれを試すこともなく身体がおかしくなる予兆を感じている。
患者さんの中で、小学生から大人まで幅広い年代で「自律神経に関係した症状」が出ている方が非常に多い。特にスマートフォンの普及が始まってからが程度が酷くなっていることは否めない。
全く使わないことは無理だとしても、依存しないよう、時間管理や自己管理が求められるだろう。
自律神経については次回以降に連載しようと思う。